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『世界に一つだけの花。この場合は華じゃなくて花ですか☆名前の漢字-華のイメージ』
(※今回の記事は、リストアップ部分の文字が小さくなっていますので、お手数ですがブラウザの表示ボタンで文字サイズを変更して、お読み頂ければ幸いです。)
【華】
音読み:カ・ケ

訓読み:はな・はな‐やか

常用外慣例:*****

《人名・名乗り例》
は・はな・はる

《字形分類》象形・会意・会意兼形声(※解字および本文を参照)
《画数》10画(姓名判断の流派によっては12・14画)

【解字】《象形》草木に複数の花びらが咲き乱れている状態を象ったもの。《会意》草かんむりと、草木の花を意味する古字(萼に似ているのですが、表示できません)をあわせた漢字。《会意兼形声》草かんむり+垂+于(ウ:音符)からなりたち、華の原字となる。

スマップ(SMAP)の『世界に一つだけの花(シングル・ヴァージョン) 』がヒットした年から、もう4年が経つんですね。ところで、どうして「一つだけの花」であって「一つだけの華」ではないのでしょうね。中華の、これとという漢字のイメージについて、その違いを書こうと思います。[画数別分類編]では、2つの漢字のニュアンスについて書いたのですが、それを補足しつつ、名前の字として使う場合のという漢字が持つイメージについて書かせて頂きます。

まず、[画数別分類編]でも書いている2つの漢字のニュアンスを、もう少し掘り下げて考えてみましょう。という漢字が持つ意味と用例で関連するものを以下に挙げます。最初は現代中国語の意味と用法です。
 【名詞】
  1. 中国および中国人の略称・・・・・・華僑(カキョウ):海外に居住する中国人。
  2. 相手の物事に対する敬語・・・・・・華誕(カタン):誕生日・[俗語]実質がなくインチキなこと。
  3. 才能・・・・・・才華(サイカ)。
 【形容詞】
  1. はなやかな・・・・・・華京(カキョウ):華やかな都
  2. 派手な・贅沢な・・・・・・華貴(カキ):派手で贅沢な。華燭(カショク)美しく華やかなともしび。
  3. さかんな・・・・・・繁華(ハンカ):にぎやかな。
・・・・・・以上のように、植物の「はな」を意味することはなくなっているのですね。

つぎに、古典的中国語の意味と用法の主なものをみると・・・・・・
 【名詞】
  1. 草木の花。はな。
  2. 中国人。漢民族。漢民族が住んでいる場所(古くは黄河下流域の中原地域)。
  3. 表面に現れる美しさ。容姿の美しさ。文章の立派さ。
  4. 粋。エッセンス。優れた部分。
  5. ひかり。輝き。
  6. おしろい(鉛華)。フェイスパウダー。
  7. 白髪。
  8. 時間。
 【形容詞】 
  1. きらびやか。美しい。華やか。・・・・・・「豪華」、「華美」。
  2. 盛んで、栄えている。・・・・・・「栄華」。
  3. 派手で浅はかな様子。・・・・・・「浮華」。
  4. 頭髪が白いさま。・・・・・・「華頭」。
  5. 敬語として、相手に関係する言葉に形容する。
 【動詞】 
  1. 切り開く。咲く。
・・・・・・こんな感じで、植物の「はな」よりも、ゴージャスなものを表現する使い方のほうがという漢字には多いようですね。

では、という漢字をみると、現代中国語では・・・・・・
 【名詞】
  1. 植物のはな。
  2. 観賞用の小さな植物
  3. 花に似たもの。・・・・・・「雪花:ちらちらと降る雪」、「浪花:波しぶき」。
  4. 綿。綿花。
 【形容詞】
  1. 色や模様が単一でない・・・・・・「花猫:三毛猫」。「花布:色とりどりの模様がある布」。
  2. 種類が多様な・・・・・・「花様滑泳:フィギュアスケート」。
  3. ぼやけて見えるさま・・・・・・「眼花:目がかすむ」。
  4. 人を惑わすような、派手な・・・・・・「花言:惑わすような言葉」
 【動詞】
  1. 費やす、使う・・・・・・「花了多少銭:どのくらいお金がかかるの?」、「太花時間了:時間が掛かり過ぎる」。
さらに、古典的中国語での意味と用法の主なものは・・・・・・
 【名詞】
  1. 草木のはな。観賞用の花。
  2. 花のようなもの・・・・・・「雪花」。
  3. 美女。女性。
  4. 酒宴でもてなす女性。
  5. 綿花。
  6. 初々しくて繊細なもの・・・・・・「蚕花」。
  7. 天然痘、疱瘡・・・・・・「天花(ほうそう)」、「種花(種痘)」。
 【形容詞】
  1. 色とりどりの模様の有るさま。・・・・・・「花布」。
  2. 様々に混じりあった状態。
  3. 朦朧(モウロウと)して、ハッキリとしない様子。
  4. 人に迷惑を掛ける不真面目な様子・・・・・・「花招」。
 【動詞】
  1. 花が咲く。
  2. 費やす、使う。
・・・・・・などがあり、植物の「はな」を意味するのは、よりもという漢字であることは明らかですね。

ということで、草木の「はな」、植物の花「はな」をイメージさせる漢字はと言えるでしょう。それでは、がイメージさせるものは何なのか?・・・・・・ということになります。先ほどの意味と用例から判断できることは、という漢字が「はな」そのものを言い表すのに対して、という漢字は草木の中でも主に樹木の幹や枝葉と対比させた「はな」、植物の中でも最も美しい部分としての「はな」を指すものだということでしょう。そこから転じて、中心的な美しさや盛んな状態、象徴的な存在を意味するものとして、という漢字が使われるようになったのですね。『世界に一つだけの花 』という歌のには、歌詞そのものの、ナンバーワンでなくても人の心に喜びを与えるであって欲しいという願いが込められているのでしょう。

ということで、という漢字のカテゴリには、「美麗」という言葉がピッタリとくるでしょう。周りを圧倒するような美しさや気高さをイメージさせる漢字です。が人の心を和(なご)ませるものだとすると、には人の心を惹(ひ)き付けてウットリとさせるほどの、際立った美しさが備わっているといえるでしょう。“際立っている”ということは、言い換えるとそれだけでバランスが偏っているということになります。は、とても良い意味を持つ漢字ですが、名付けに使うとなると、姓名を構成する漢字とのバランスを整えることが、より重要になります。芸名ならともかく、個人の名付け・命名に使う場合は、慎重に考えて頂きたい名付け漢字です。

その場合のチェックポイントを含めて、[読み・名乗り別分類編]で、実際の名前を例にとって書き進めたいと思います。今週末には、そちらの記事を更新する予定です。

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・『《名付け(名づけ)命名・改名の辞典&字典☆[読み・名乗り別分類]』
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【2007/04/18 16:05】 名付け漢字・美麗 |
『花のある人生☆名前の漢字-花』
【花】

音読み:カ

訓読み:はな
常用外慣例:*****

《人名・名乗り例》はな・はる・みち・もと

《字形分類》会意形声文字

《画数》7画(姓名判断の流派によっては8画・10画)


【解字】つぼみが開き、花を咲かせて、散って身を結ぶという、いちじるしい変化を意味するともに、音符をあわせて「化」で表したもの。草かんむりは、植物であることを意味する。

は、大自然の営みの中で最も美しいものの一つです。自然界の生物で動的な存在を動物とすれば、静的な存在は植物ですね。動を陽と見るならば、植物の“静”は陰となります。はその中に存在する“陰中の陽”といえるものでしょう。

植物が生育する過程において、色とりどりのを咲かせる時こそが、最も美しく見えます。また、を咲かせることによって実を付けることになるわけで、繁栄と再生の核となる働きを持ちます。これを人の一生に当てはめると、のない人生は、実の無い人生とも言えますよね。

が咲くことによって、それに魅了された鳥や虫などが受粉に介在し、生態系のバランスが保たれます。もちろん、私たち人間を和ませたり癒したりもしてくれる存在でもあります。そういう意味で、は生態系ばかりではなく、見る者の心のバランスをも整える役目を持つものと考え、「調和」というカテゴリに分類しました。

と同様の読みと意味を持つ漢字に「華」があり、こちらは「華やか」とか「華々しい」というような表記に遣われ、派手であり艶やかなイメージを与えます。これに対して、「花がある」とか「花を添える」という表現には、一輪のや花束によって、全体が明るくなったり引締まったりするイメージがありますね。ですから、主に植物の“はな”として使われるのも、のほうが多いのです。これは中国語においても、同様の遣い方がされているようです。

名前に、ゴージャスなイメージを求める場合は「華」が、清楚な美しさを表す場合にはが合うということですね。言い方を変えれば、「華」には強い主張があり、には控えめな雰囲気があるということでもあります。もちろん、これは漢字一字だけのイメージですから、名前として組み合わせる漢字によっては、このイメージも大きく変わることがあります。たとえば、「麗花ちゃん」というような名前だと、ゴージャスな雰囲気が出てきますよね。

あとは、生まれ持った守護星や名字(姓)とのバランスで変化します。アクティブな親御さんから生まれた赤ちゃんだと、そのアクティブなDNAを増幅させることも多いに考えられます。そんな赤ちゃんの名前にを使う場合は、清楚で大人しいイメージにしてみるのも良いでしょう。

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【2007/04/01 19:46】 名付け漢字・調和 | トラックバック(1) | コメント(0) |
『人☆男の子の名前で人気の名付け漢字』

音読み:ジン・ニン
訓読み:ひと
常用外慣例:たり・と・り

名・名乗り例》きよ・さね・たみ・と・ひこ・ひとし・ふと・むと・め

《字形分類》象形文字

《画数》2画


【解字】ひとが立った姿を横から描いたもの。同じ音を持つ形成文字に、「仁」がある。

という字から受けるイメージには、色んなものが考えられますよね。有名や芸能から恋、友、知などなど、脳裏にさまざまなが浮かぶと思います。[画数・字画別分類編]の記事でも書きましたが、という字そのもののイメージは無色であり、それに組み合わされる漢字によって色付けがなされるのですね。善、偉、巨、大、文、芸、貴のように、前に付く漢字がを色づけして、どのような物であるかを説明しています。

そして、という字が名前に使われる場合は、いわゆる“止め字”として後ろに使われることが圧倒的に多く、これは品詞でいうと名詞として使われているのです。女性の名前に使われることが多い、「子」という漢字と同じですね。

『たまひよ2006年名前ランキング』によると、という名付け漢字は「漢字ランキング」の男の子部門で第6位(前年7位)にランクインしています。「子」が「漢字ランキング」女の子部門で第13位(前年13位)であるのと比較すると、という字が名付け漢字として気になっていることが分かります。そして、という漢字を使った名前は、以前からポピュラーだったと思うのですが、これが以外なのです。

明治安田生命が発表している『2006名前ランキング』の「生まれ年別名前ランキング」を見ると、調査を開始した1912年(大正元年)から長きに亘って、という漢字を使った名前がベストテン入りしていないのです。この調査で初のベストテン入りを果たしたのは、1996年(平成8年)の第7位に「直くん」という名前だけで、それ以外は2006年までありません。意外ですね、小中高のクラスに、必ずと言っていいほど「○くん」がいたように思うのですけどね。

『たまひよ2006年名前ランキング』の「名前ランキング100」では、
「悠くん(17位)」、
「隼くん(35位)」、
「颯くん(51位)」、
「海くん(70位)」、
「陸くん(89位)」、
「拓くん(99位)」、
「遥くん(99位)」などなど、7つがランクインしています。

一方の『2006名前ランキング』では、
「悠くん(18位)」、
「颯くん(54位)」、
「優くん(54位)」、
「健くん(68位)」、
「唯くん(68位)」、
「陸くん(85位)」など6つの名前が、ベスト100入りを果たしています。

それぞれのベスト100に入っている名前をみると、どういうイメージに育って欲しいか・・・・・・という色づけが感じられますね。例えば「悠くん」であれば、悠然とした男になって欲しいという願いが込められているのでしょう。しかし、言葉には表と裏というような、ふたつの意味があります。あまりにも悠然としすぎていて、ジッとしたままのノンビリ屋さんでは困ります。この場合、どういう意味で悠然としているかということを決めるのが、名字(姓)であり、生年月日が持つ守護星との相性です。

大自然を連想させる名字(姓)に、悠然とした名前を組み合わせること自体は、姓名のバランスという点においては良いことです。しかし、守護星が動きの弱いものであるとすれば、積極性や自発性というものが損なわれてしまいます。こういう場合はどうすれば良いかというと、子育ての段階で目的意識や自発性を養ってあげる必要があります。親御さんや兄弟姉妹、お祖父ちゃんお祖母ちゃんが、あれこれと構いすぎずに、自力で行動したり表現する意志を育てる必要があります。これが、活発な守護星を持っているお子さんならば、調和を取るという意味で良い名前ですけどね。

私どもの場合は、ある方法を用いて、お子さんの守護星を出生前に予測した上で、名前の候補を絞っておきます。そして、出産後に最終的な名付け命名をさせていただいております。お子さんの守護星というものは、ある意味DNAのように遺伝的に現れますので、ご両親を拝見させていただければ、どのような赤ちゃんを授かるかが推定できるのです。占いで“DNA的”というと信じられないような話ですが、百聞は一見に如かず、ご来店のうえお確かめ下さいませ・・・・・・最後はPRでスミマセン。

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【2007/03/14 13:32】 名付け漢字・人間 | トラックバック(0) | コメント(0) |
『香☆名前の漢字「香」が持つイメージ☆』

音読み:コウ・キョウ
訓読み:か・かお-り・かお-る
常用外慣例:かぐわ-しい・こう-ばしい・
《人名・名乗り例》か・かおり・かおる・かが・たか・よし
《分類》会意文字
《画数》9画


【解字】[1]「黍(きび)」+「甘(うまい)」から成り立つ漢字。穀物である黍(きび)を煮た時に伝わる、こうばしくて良いにおいを意味する。
[2]「黍(きび)」+「曰(エツ・いわく)」から成り立つ漢字。「曰」は、神に捧げる祝詞(のりと)を入れる器を指す。供え物である「黍(きび)」と合わせて、神に捧げて祈るという意味。

[画数・字画別分類編]では、という漢字のなりたちと意味について書きました。また、名前に使われている有名人である、藤原紀香さんの“ご結婚”ということもあって、お相手の陣内さんとのことも合わせて、本格姓名判断と陰陽五行推命で占ってみました。当ブログ[イメージ別分類編]では、という漢字のイメージについて、類義を持つ漢字と比較しながら書かせて頂きます。

と類似するニュアンスを持つ漢字で、名付けに使えるものを以下にまとめました。

《同じ読みを持つ漢字(かおり・かおる)》については、[画数・字画別分類編]を参照してください。

【芳】花のかおり善行名声を表す場合に使われます。が単数的なのとくらべると、こちらは単数的なものから複数的なものまで含めた、花や花束の“かおり”というイメージで、その“かおり”が漂う範囲・領域にも広がりを感じます。咲き誇る花の“かおり”が、四方八方に広がるイメージですかね。

【薫】草・ハーブ)の“かおり”が、燻(いぶ)すように立ち込めて広がる様子を表しています。燻製(クンセイ)を作る時に、煙が立ち昇るような感じで、空気に乗って漂ってくる“かおり”ですね。また、人を感化して善導するという意味も持っています。ちなみに、「薫風」という言葉は春の風ではなく、暦上の初夏にあたる5月に吹く風を意味します。木々の新芽が出そろい、新緑の“かおり”を含んだ風という意味でしょう。

【郁】この漢字は、人名漢字で「かおる」という読みを持ちます。かぐわしいという意味や、気が盛んな様子そのものを表している漢字です。他の「」や「芳」、「薫」が植物の“かおり”に通じるのとはニュアンスが少し異なって、文化や学問や心情、華やかさなどを表現する場合にも使われます。たとえば、「馥郁」はりが高い様であり、「郁文」は文物や文化のレベルが高くて盛んであることを意味します。また、「郁悶」という熟語には、イライラがつのって気が滅入るという意味もあります。“かおり”を表現する他の漢字に比べると、最も強くて盛んな状態を表すのですね。

【馨】これも、人名漢字です。澄んだ“かおり”とか、遠くまで漂う“かおり”という意味や、時空を超えて遠くまで広まる良い評判とか好影響という意味を持ちます。実際の“かおり”よりも、より抽象的なニュアンスを持っている漢字です。


《イメージが似ている漢字》

【匂】この漢字は、『国字(日本で作られた日本独自の漢字)』の一つで、人名漢字にもなっています。読みは「にお-い」、「にお-う」で、良い“かおり”美しくて気品がある“かおり”という意味を持ちます。日本語(和語・やまとことば)のにおい(にほい)に当てはまる漢字が「臭」だけでは意味やイメージを伝えにくいという理由から、「匂」という漢字が作り出されたのだと考えます。この漢字は平成16年9月27日から「人名用漢字」として新たに認められ、名前に使えるようになった漢字の一つです。

【臭】の対義語としても使われるもので、好まれない“かおり”というよりも、不快な“におい”を意味します。本来は「自」と「犬」とを組み合わせた漢字だったのですが、日本だけで、現在の表記に変わっています。漢字の意味を知らぬ似非国語学者か役人のミスからうまれたとも言える漢字ですね。まぁ、一般的には、名前に使うことも無い漢字ですから、名付けには影響しない漢字です。この漢字は、顔をしかめたり背けたりしたくなるような“におい”、鼻が曲がりそうな“ニオイ”というようなニュアンスを持っているのですね。

以上が、という漢字のイメージと似ている、“かおり”&“におい”つながりの漢字と、その字義が持つイメージです。

次に、これらの漢字が熟語になった場合の特徴を見てみましょう。そうすれば、それぞれの漢字が持つイメージの輪郭が、さらに明らかになってきます。ただ、「臭」という漢字については、一般的に使われることが想定しにくいので、省かせて頂きます。

……「夢」、「雲」、「花・華(仏に供える花)」、「炉」。[特徴]熟語を構成する漢字との組み合わせで、“かおり”そのものの性質や状態を表しているものが多いですね。

【芳】……「芳春」、「芳恩(恩情の敬称)」、「芳」、「芳志」、「芳情」、「芳心」、「芳名」。[特徴]花の“かおり”が広がるように漂うさまに例えて、人物や心情的なことを形容する熟語が多くあります。本来の字義は、花の“かおり”が広がるさまなのですが、それに例えてイメージまで広がっている感じですね。

【薫】……「薫育(徳育)」、「薫化(徳によって感化する)」、「薫芳(かんばしいさま)」。[特徴]風に乗って漂い広まるということから転じて、道徳的な事柄を表す熟語が多いですね。

【郁】……「郁々(文化が盛んで高い)」、「郁気(気)」、「郁文(文物・文化が盛ん)」、「郁烈(かおりが強い)」。[特徴]“かおり”の広がりではなく、“かおり”そのものの強さや、国や地域などの限定された領域内での状態を表現する熟語に用いられることが多い漢字ですね。

【馨】……「馨(ケイコウ:良いかおり)」、「馨逸(すぐれたかおり)」、「馨徳(立派な徳)」。[特徴]“かおり”に“品格”をプラスしたような漢字で、遠くまで知れ渡るような良い事柄を、“かおり”が伝わることに例えて使われることが多いようです。

【匂】……「匂袋」。[特徴]漢和辞典に熟語がなく、私が考えた位では、これしか思い浮かびませんでした。辞書に載せている人名漢字としての読みかた(名乗りかた)の例も、「にお」だけです。

余談ですが、戸籍法では、「匂」と書いて「かおり・かほり」と読んでも認められます。法的には読み方は問われませんから、「ほのか」という名前で「匂」を充てることも認められるのです。法的には、姓名は個人を識別するための記号に過ぎないわけでして、読み方はどうでもイイということのようです、ヘンですけど。

実際には、人に読んで貰えて覚えられやすい名付けをされる方が大半です。しかし、そうとも言えない名前が近頃は目に付きますし、名付け命名をビジネスにしている側にも、「チョット!チョット、チョット!!」と言いたくなる様な名前、いわゆる“イタイ”名前を付けて得意に顔になっちゃている“センセー”も散見します。まさに、“痛い”話しですね。

このように比較してみると、すべてが“かおり”という意味を持っている漢字ではあっても、それぞれに微妙なニュアンス(意味合い)の違いがあることに気付きます。名前の漢字を読み・名乗り(名のり)で選ぶ場合は、それぞれの漢字の読みに違いがありますし、さらに“良い画数”ということを含めて選ぶ場合は、使える漢字がより制約されますから、名付けが難しくなってしまうのですね。

場合によっては画数にこだわり過ぎて、漢字を組み合わせただけの名前になってしまうことも多々有るようです。それでも、その名前で運勢が良くなれば話は別ですが、好ましい結果が出ていないことは、今さら言うまでもないことでしょう。画数を重視した姓名判断の罪過ともいえるでしょう。

良い名前、良い名付けというものには、セオリー(法則)というものがあります。これまでの記事にも書いてきましたが、画数・字画以外にも、さまざまなファクターがありまして、そういうものを含めて全体のバランスを整えることがポイントなのです。

その内容については、名付け命名に辞典&字典』シリーズの記事中に、あらましを書いておりますので、できましたら続けてお読み下さいませ。ただ、詳細については説明が難しい部分もありますし、悪徳な同業者(※似非占い師)に中途半端に転用されて、誤用を招いたりすることも考えられますので、すべてを公開するものではありません。ただ、お子様の名付け命名の際の参考には十分役立つものと考えております。(※似非占い師の実態については、『占いブログ◎占い師 右京の開運ブログ☆ 』『占い館ルネッサンス姫路店☆右京のブログ☆』で、いづれ書かせていただきます)。

さて、話を本題に戻しまして、名前の漢字であるについて書きますね。この漢字は、“かおり”という意味を持っている漢字グループの中で、最も純粋に“かおり”そのものを表現する場合に使われます。品詞でいえば、名詞、形容詞、動詞として使われます。また、熟語を構成する場合も、形容詞的な働きをする漢字ではないでしょうか。

このような特徴を持つ漢字のですが、実際の名付けに用いる場合には、どんな漢字と組み合わせるのが良いのかということにつきましては、[読み・名乗り別分類編]で書かせていただきます。数日後のUPになりますが、是非ご訪問下さいますよう、お願い申し上げます。

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・『《名付け(名づけ)命名・改名の辞典&字典☆[読み・名乗り別分類]』
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【2007/02/19 20:42】 名付け漢字・気 | トラックバック(3) | コメント(0) |
『斗☆北斗七星と北斗の拳&魔沙斗・イメージは星と強さ?』
【斗】
音読み:ト
訓読み:(なし)
常用外慣例:とます・ます

《人名・名乗り例》け・はかる・はるか・ほし・ます

《分類》象形文字

《画数》4画


【解字】長い柄(え)の付いた柄杓(ヒシャク)を象って成り立つ漢字。「斗」は「升(1.8リットル)」の10倍で、10升(18リットル)分の容量に該当する。

という漢字は、中国では「たたかう」という意味の「闘」の簡体字に使われていて、日本でも試用されることがあります。たとえば、ボクシングは漢字で「拳闘」と書きますが、略字として「拳斗」が使われます。ちなみに、中国語でのボクシングの表記は「拳撃」です。また、『週刊少年ジャンプ』に連載された「北斗の拳」や、格闘家の魔沙斗さんなどの名前も、=闘というイメージに結びついているようです。

このほか、「北斗七星(おおぐま座)」や「南斗六星(射手座)」の名前に使われていることから、“星”イメージされるかたも多いと思います。「北斗七星」のは、柄杓の(ヒシャク)を象って作られた文字で、柄杓や、穀物の容量を量るための容器を意味するものです。この星の形が柄杓に似ていることから、「北斗七星」と名付けられたのですね。射手座は、「北斗七星」と対称的な位置にあることと、その形から「南斗六星」という中国名を持ちます。また、「二十八宿」では「斗宿」という名称で呼ばれます。

が、「たまひよ」の名前ランキング2006で、男の子の名前に使われた人気漢字の第4位にランクインしているのも、強さをイメージさせる字であるからなのでしょう。そのイメージで考えると、このブログのカテゴリーでは、は「名づけ漢字・武芸」か「名づけ漢字・天体」に分類されます。ただ、漢字から受けるイメージが、漢字が持つ意味と一致するとはかぎりません。という漢字は、その典型的な例でもあるのです。

という漢字が持つ本来の意味は、[画数・字画別分類編]にも書いていますように、穀物を入れる容器とか、容量を量(はか)る器を指しています。強さとかとかというイメージとは違って、正確さや堅実さを意味する漢字なのですね。このという漢字の場合は、強さや壮大さというイメージとは別に、字が持つ意味(字義)として、正確さや堅実さというものを示していると考えます。ですから、この字が持つイメージと本来の字義とのアンバランスさが、良い方向に働きやすい字ですね。この字を名前に使った場合、単に男の子っぽいだけの字ではなく、理知的な要素を多分に含んでいる漢字ですから、大胆さと繊細さを併せ持つ人物に育ちやすいと思います。

では、実際に名付けに用いる場合に、どのような漢字と組み合わせるのが良いのか、ということにつきましては、[読み・名乗り別分類編]で書かせて頂きます。近日中にUP致しますので、そちらもご覧下さいますよう、お願い申し上げます。

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【2007/02/11 17:02】 名付け漢字・理知 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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著作者は、本物の占いを追究する占い師・右京です。赤ちゃんの名付け・命名のご相談は、『占い館ルネッサンス』で承っております。

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